夕焼け空。

最近毎日、不安定な天気が続いています。

この間のポンちゃんの散歩の時は、酷かったです!家を出た時はお日様が出てたのに、いきなり暗くなって突風、雨、雷!!!竜巻でもおきるんじゃないかと思いました!

新幹線の陸橋下で、柱の陰に身を寄せて、おさまるのを待ちました・・・。(泣)
最近、お天気変です!!!(怒) 寒いし・・・なんて、怒っても仕方ないけどね・・・。

ちょっと話古いですが、一昨日の夕日が超綺麗だったんです。

ポンちゃんと遅い散歩をしながら、見とれてしまいました。

夕日

本当に天候には振り回されることの多い暮らしですが、こういう風景に出会うと全て忘れて見入ってしまいます。

「あぁ、やっぱり、ここの暮らし・・・好きだな・・・。」

 

「妹」

「妹」

夕焼け

 

 

あれから 幾歳(いくとせ)過ぎたろう・・・

 

 

 

妹は あの時まだ 6歳だった・・・

 

 

 

私達の母の魂は

 

 

 

私達への 未練を残し

 

 

 

病魔に 連れ去られて 逝ってしまった・・・

 

 

 

 

 

妹には 母の温もりが まだ まだ 必要だったのに・・・

 

 

 

あの頃の 妹の表情を 覚えてる・・・

 

 

 

妹の顔は いつも寂しそうな泣き顔だった・・・

 

 

 

いつも暗い顔をして 私達は 子供らしい笑顔を 忘れてしまったね・・・

 

 

 

 

 

そして 間もなく 6歳だった妹は 養女になって 行ってしまった・・・

 

 

 

 

 

私の妹は 私の妹ではなくなって

 

 

 

他の家の 家族になった・・・

 

 

 

 

 

あれは母の一周忌・・・

 

 

 

新しい家族に連れられて やってきた妹は

 

 

 

綺麗な身なりは してたけど

 

 

 

顔は やっぱり 泣き顔だったのを 覚えてる・・・

 

 

 

 

 

あれから 幾歳(いくとせ)過ぎたろう・・・

 

 

 

 

 

私達も年を取り

 

 

 

とっくに 母の年を 越えている・・・

 

 

 

この年になり やっと会えるようになった 私達・・・

 

 

 

離れ離れで 育ったけれど

 

 

 

妹の声は 私の声と同じ(おんなじ)で・・・

 

 

 

髪の毛の 旋毛(つむじ)の場所も同じ(おんなじ)で・・・

 

 

 

爪の形も 笑った口元も・・・

 

 

 

妹の中に 沢山の 私と同じものが 存在していた・・・

 

 

 

母と同じように 私達は 土を耕し

 

 

 

母がしていたように 縫物をし 編み物をして

 

 

 

同じ(おんなじ)事を 沢山していた・・・

 

 

 

 

 

誰に言われずとも

 

 

 

誰も教えずとも

 

 

 

母から受け継いだ 同じ血が

 

 

 

私達を育んでいた・・・

 

 

 

 

 

あれから 幾歳(いくとせ)過ぎ去って

 

 

 

あの時 寂しい泣き顔だった妹の顔は

 

 

 

穏やかな 暖かい笑顔を 自分の家族へ向けていた・・・

 

 

 

 

 

私とよく似た口元に 浮かべる笑顔を見ていると

 

 

 

私の心は 言いようもない幸福感に満たされる・・・

 

 

 

苦労の多い境涯に 負けなかった妹・・・

 

 

 

満たされない 母への想いを心に抱いて

 

 

 

どれ程 孤独だった事だろう・・・

 

 

 

 

 

幸せを掴んで 良かった・・・

 

 

 

今 幸せで良かった・・・

 

 

 

 

 

何処からか 私達を見守る母の

 

 

 

「よく頑張った。」と言う声が

 

 

 

聞こえたような気がした・・・

 

 

 

 

 

 

 

読んで下さって有難うございます。

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