臨界点

「臨界点」

冬の夕日、銀世界

 

願う・・・

 

 

いつの日も いつの日も・・・

 

 

その願いに恋焦がれ 願いに向かって 努力する・・・

 

 

 

心が・・・ そうせずにいられないから・・・

 

 

 

心が・・・ どうしようもなく求めてしまうから・・・

 

 

 

だから その願いに向かって 生きる・・・

 

 

 

流れる時の中を 彷徨(さまよ)いながら

 

 

叶わぬ願いの種火を 心の内に 切なく 燻(くす)ぶらせて・・・

 

 

 

 

やがて ある時・・・

 

 

願い続けたその強い想いは 大きなエネルギーの塊(かたまり)になって

 

 

 

膨らみ過ぎた風船のように 臨界を超えるだろう・・・

 

 

 

風船が どんどん どんどん 膨らんで

 

 

膨らみ過ぎて ある瞬間に機を熟し 激しく破裂するように

 

 

長い年月 発し続けた願いのエネルギーも

 

 

ある日突然 臨界点を越えて 溢れ出るかも知れない・・・

 

 

 

 

願いは 電気のように 目に見えないエネルギーだと思う・・・

 

 

 

願いは 人の想い・・・

 

 

 

だから 人の想いの蓄積が 願う心に相応の エネルギー体となって

 

 

 

人生を左右しているのかも知れないと ふと思う・・・

 

 

 

臨界点を 超える度に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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あの赤い橋を渡れば・・・

「あの赤い橋を渡れば・・・」

 

赤い橋

 

在るところに・・・

 

 

 

町と里を隔てる 大きな川に架かった 一本の赤い橋がありました・・・

 

 

 

 

 

その赤い橋を 町から里へと渡った先に

 

 

 

一人の老婆の 古びた家がありました・・・

 

 

 

老婆はいつも その赤い橋を渡り切って 里へと入った瞬間に

 

 

 

まるで次元を超えて 違う世界へ入ったような

 

 

 

不思議な気持ちに なりました・・・

 

 

 

 

 

あの 赤い橋を 渡り切った瞬間に

 

 

 

里を守る精霊の 清涼なる懐かしい息吹が 満ちる・・・

 

 

 

 

 

鳥達が 澄みきった空(くう)を 活発に飛び交い

 

 

 

地を覆う緑は色濃く風に揺れ それぞれの花を 力強く咲かせている・・・

 

 

 

 

 

そして 虫達は 笛のような歌を奏でて 一生懸命 恋の相手を呼んでいる・・・

 

 

 

 

 

あの赤い橋を渡れば 老婆はいつも 次元を超えて

 

 

 

違う世界へ 入り込んだ気がするのです・・・

 

 

 

 

 

そこは 沢山の生命の息吹と 騒めきに満ちて

 

 

 

何だか とても昔懐かしく 心地良い・・・

 

 

 

 

 

老婆は いつも そう感じて 大きく息を吸い込むのです・・・

 

 

 

まるで 生命の息吹を 老いた身体に取り戻そうと するかように・・・

 

 

 

 

 

そうして老婆の心に 遠い昔の心根が 蘇ってくるのです・・

 

 

 

 

 

あの赤い橋は 遠く 懐かしい 異次元への入り口・・・

 

 

 

 

 

あの赤い橋を渡った先に

 

 

 

子供のような心根で

 

 

 

一人の老婆が 精霊たちと共に 暮らしている・・・

 

 

 

 

 

嬉々として・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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心の芯

「心の芯」

 

雀

 

私の心の 一番奥の 奥・・・

 

 

 

心の芯に 母がいる・・・

 

 

 

母から受けた愛情が 私の心の芯を作った・・・

 

 

 

 

心の奥に母が居て 心の芯が暖かい・・・

 

 

 

だから私は 頑張れる・・・

 

 

 

だから私は 優しくなれる・・・

 

 

 

心の芯に母が居て 私の生き様見てるから

 

 

 

母に 恥ずかしくないように

 

 

 

今日も 一生懸命生きようと 思う・・・

 

 

 

幾つになっても 心の奥に母が居て

 

 

 

すっかり老いた今でさえ 母と共に在(あ)るようで

 

 

 

今更ながらに 母から受けた愛の深さを 思い知る・・・

 

 

 

私の心の奥の奥・・・

 

 

 

私の心の芯は 母の愛・・・

 

 

 

 

私の人生は いつも母と共にあるのだと 思う・・・

 

 

 

 

 

 

 

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一本の木

「一本の木」

冬の木

 

冬の寒空に 雪を被りながらも すっくと立っている木々を見て 思う・・・

 

 

 

一本の木の枝の 先々にまで行き渡っている 生命の源は

 

 

 

地中深く張り巡らせた毛根が 吸い上げたもの・・・

 

 

 

 

細い細い 枝の先々まで 瑞々しく

 

 

 

根の吸い上げた養分が 大きな木の全てに 行き渡っている・・・

 

 

 

決して 機械のようにモーターがあるわけではなく

 

 

 

何かの動力を 使っているわけでもない・・・

 

 

 

その 神秘的な 聖なる 仕組み・・・

 

 

 

木々も 人間と同じように 生命を与えられ 生きている・・・

 

 

 

木々は木々としての 生命を持っている・・・

 

 

 

鳥も・・・

 

 

 

魚も・・・

 

 

 

動物も・・・

 

 

 

皆 それぞれの命があるように・・・

 

 

 

植物も 植物としての命が 与えられているのだと

 

 

 

今更ながらに 確信する・・・

 

 

 

 

何も言わず 只そこで じっと立ち続けながら

 

 

 

年輪を重ね 成長してゆく木々を見て

 

 

 

「あぁ あの木にも 私と同じ命が宿っているんだ。」と

 

 

 

何だか 同じ仲間のような気持になって

 

 

 

思わず 「頑張れ!」と 呟いた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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窓辺のトマト。

窓辺の鉢植えのトマトの実が、又、赤く色づいてきました。

冬の最中(さなか)に頑張ってます。

窓辺のトマト
何だか、葉の色が、薄くなってきました。冬の日差しだと、日光不足なんでしょうかね。窓辺だしね。

ヒョロヒョロですが、それでも今のところ、枯れないで元気です。このまま、苗づくりを始める3月まで、頑張っておくれ~。

今の時期に見るトマトの赤色、目に新鮮で可愛らしい♪

収穫しないで、冬の間、眺めて楽しむ事にします。(笑)