優しい言葉(涙の雨上がり)

 

 

心の奥に封じ込めてきた 泣き虫の私・・・

 

 

 

人前では 笑顔の自分を演じ続け・・・

 

 

 

いつの間にか それが当たり前になっていた・・・

 

 

 

強くもない癖に 強気に見せて

 

 

 

冬の最中(さなか)の木の芽のように

 

 

 

硬い覆いで 頑(かたく)なに閉ざしてきた泣きたい想い・・・

 

 

 

 

 

それを いとも容易(たやす)く 崩してしまったのは

 

 

 

春の陽差しのような 貴女の 優しさだった・・・

 

 

 

封じ込めていた涙が どっと堰(せき)を切り

 

 

 

涙が 波のように押し寄せた・・・

 

 

 

 

 

泣くまいとしても・・・

 

 

 

泣くなと いくら自分に言い聞かせても・・・

 

 

 

臨界を越えたかのように 溢れる涙は 制御できず

 

 

 

貴女に抱きしめられて泣く私は

 

 

 

まるで 泣きじゃくる赤子のように

 

 

 

心の奥で蹲(うずくま)っていた泣き虫の私を

 

 

 

露(あら)わにしてしまった・・・

 

 

 

 

 

本当は 泣きたかったんだ・・・

 

 

 

泣ける場所も見つからず

 

 

 

泣く機会もないままに

 

 

 

辛い思いは 捨て場所もなく 心の奥に溜まっていた・・・

 

 

 

 

 

やっと 泣けた・・・

 

 

 

やっと 泣けた・・・

 

 

 

貴女のお蔭で・・・

 

 

 

いつも心を曇らせていた苦しい痼(しこ)りが

 

 

 

綺麗さっぱり 涙になって流れていった・・・

 

 

 

 

 

さぁ 涙雨は止んだ・・・

 

 

 

貴女の優しい言葉を胸に

 

 

 

雨上がりの道を 歩き出そう・・・

 

 

 

 

 

 

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投稿者: 花咲 手毬

ご訪問、有難うございます。見て頂けて、嬉しいです。 私の咲かせた言葉の花が、誰かの心に届きますように…

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