ふと湧き出る言葉を 自作の絵や写真と一緒に綴っています。
この世に
ずっと幸せなままで生涯を終えられる命など
存在するのだろうか
形を変えながら空を流れる雲のように
荒れたり凪んだりする海原のように
生きとし生けるもの皆
草木も花も 鳥も獣も
数限りない小さな小さな生命体も
そして人も 何もかもが
全ては同じように
それぞれの命の宿命を背負い
その命を藻掻きながら生きているのではないだろうか…
生きる限り繰り返される喜怒哀楽の旅の中で
心の中に潜む空虚の正体を暴き
その空虚を優しさや安らぎで満たしたいと藻掻き生きる…
この世に命を授かるという事は
決して安楽な事ではなく
変わり続けるこの世界の中で ある筈の無い
心を満たす唯一不変の何かを 探し求め続けるような
終わる事の無い旅なのではないだろうか…
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この果てしない世界の中で
巡り合う事の不思議…
気の遠くなる程 数えきれない無限の存在の中から
引き合うように巡り合う命の奇跡…
そうして繋がり
互いの人生に関わりあうという 縁（えにし）…
心には 磁力みたいなものがあるのかも知れないと思う
その時の心に見合った者同士が 磁石のように
引き寄せ合っているのではないだろうか
引き寄せ合ったり 跳ね除け合ったり
心は磁石…
心の発する磁力によって
果てしなく無限のこの世界の中で
人は互いに引き寄せ合い 奇跡のように巡り合い
互いの人生を紡ぎ合っている
良くも 悪くも
全ては自らの心が発する磁力による縁（えにし）…
巡り合うという事の不思議さに
時々 そんな他愛ない事を空想する…
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老いてきたせいだろうか…
歩んで来た長い道のりを
この頃 時々ふと振り返るようになった
どん底の地の底を這いずり回っているような
絶望に捕らわれていた頃もあった
寂しさと悲しみばかりが纏わりついて
生きる喜びを見つけられない頃もあった
けれど そんな中でも人との暖かい関わりはあって
誰かの優しさや思いやりを受けていたことに気づく
苦しい時代も 決して一人ではなかった…
あの人達の優しさが…
あの時受けた暖かい思いやりが…
あの頃の私を今に繋げてくれている
人は どんな時も救いはあり
注がれる優しさや労わりはあるのだと思う
もう今は遠い 過去に出会った思い出の中のあの人達へ
この想いを伝える術はないけれど
溢れる想いはどうしようもなく
思い出が蘇る度に 「ありがとう」を
独り言のように呟いてしまう…
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もし あの時 別の選択をしていたら
私はどんな暮らしをしてただろう
今の自分よりも もっと幸せだったのだろうか
それとも もっと みじめな暮らしをしてただろうか
あぁ いいえ… きっと私は何度同じ場面に出会っても
同じ選択を繰り返す事だろう
何故なら私は私でしかないのだから…
私の魂が別の者にならない限り
もしも…という選択肢は 私には無い…
今在る人生 それが私の全て
私という人間が選んだ人生の答え…
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私の心は浮いたり 沈んだり そんな毎日…
心に余裕が無くなると
時々嫌な私が現れる…
そんな自分に 心振り回される事も多いけど…
それでも それが私っていう人間なんだ…
生きる事に不器用で 口下手で
ごめんねの繰り返しで生きているような
頼りない人間だけど
もし 誰かを悲しませてしまったら
素直に 謝らずにいられなくて
会ってゴメンねって 思いの丈を伝えようとするだろう…
不器用で 生きる事が下手くそな自分ではあるけれど
自分自身の心を信じて 嘘も無く
馬鹿正直に生きている…
何だか 私の人生は それでいいような気がするよ…
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