いつの間にか アカシアの花が枝もたわわに咲いていた・・・
白く垂れさがる花が 時は流れ過ぎていることを
この胸に告げる ・・・
灰色の雲から降りてきた少し寂しい風が
頬を撫でて吹きすぎてゆく・・・
風の中に あの人の鳩笛の音が聞こえる・・・
睫毛を陰らせ 一人寂し気に吹く青い鳩笛の音が
心を揺らして流れ過ぎる・・・
もう いつの間にかアカシアの花が満開に咲いていたんだね・・・
時の流れは待つことを知らず走り去って行くよ・・・
鳩笛の音色は寂しい風に乗って私の心の枝葉を揺らし
あの頃のように悲し気に
何も語らず吹きすぎていってしまった・・・
読んで下さって有難うございます。
ランキングに参加してます。クリック宜しくお願いします。