呟き

何故だか ほろ酔いのくつろぎの時間の中で

昔好きだった歌「無縁坂」を ふと 口ずさんでいた

そのメロディと 記憶をくすぐる歌詞が母の姿に重なって

気が付けばいつに間にか視界が涙で歪(ゆが)んでいた

 

後ろだけは見ちゃ駄目…

巡る暦は季節の中で漂い乍ら過ぎてゆく…

 

なんて心に沁(し)みる歌詞だろう

この一節(いっせつ)が乾いた地に染み込む雨のように心を濡らす

 

そういえば 今日から秋のお彼岸だね

ふと口ずさんだ「無縁坂」の歌

亡き母が歌詞を借りてメッセージを伝えてくれたのだろうか

 

後ろだけは見ちゃ駄目…

巡る暦は季節の中で漂い乍ら過ぎてゆく…

 

そうだね… そうだね…

どんな出来事も移り変わる季節の中で

吹きすぎる風のように過ぎ去って行く

過ぎ去った過去は既に幻

しっかり前を向いて

新しく巡り来る日々を大事に生きて行かなきゃね

 

 

 

 

 

読んで下さって有難うございます。

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