「舞い散る 踊り子」
冬の夜に 真白い 踊り子達が 舞い降りる・・・
はらはらと・・・
静かなる夜(よ)に舞い踊る 白いドレスの 妖精達よ・・・
その一粒を手に取れば儚(はかな)くも 一瞬にして消え去ってしまう・・・
冷たさだけを 手の平に残して・・・
街灯の明かりはボンヤリと 辺り(あたり)を照らし
その明かりの中で 舞い散る白い踊り子達は 一斉に
あなたの為に 踊るだろう・・・
次々と 天から降りて 降り注ぎ
あなたを囲んで 踊るだろう・・・
はらはらと・・・
はらはらと・・・
寂しい心を知るように・・・
キンと凍った ガラスの闇夜は
あなたの心を 幻想の 異世界へと誘って行く・・・
踊れ・・・
踊れ・・・
踊り子達よ
清らで儚い(はかない) 妖精達よ
心の中で 降り積もり
この寂しさを 深く 深く 覆い尽くして・・・
はらはらと・・・
はらはらと・・・
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