馬鹿…

 

馬鹿…

 

あんた 馬鹿だね…

 

 

いつも そうやって泣いてきたじゃない…

 

それでも又泣いて… 又泣いてを繰り返す…

 

 

やっぱり あんたはお馬鹿さん

 

自分でもよく分かってるのに

 

同じ事を凝りもせず

 

幾度も幾度も繰り返す…

 

 

それでも信じてみたくなる…

 

それでも心を開いて許してしまう…

 

 

でも 全ては結局 自分一人の空回り…

 

所詮は全て夢の又夢…

 

私は都合の良い便利な人間に過ぎなかった

 

 

そんな事 充分に分かってた…

 

 

それでも やっぱり信じたい…

 

好きだという気持ちで関わりたい…

 

 

それは 寂しがりやの私の癖…

 

温もりを求める 私の性…

 

 

そうして年老いた今 辿り着いた結論は

 

一人の時間が 自分には一番合っていたという

 

とてもとても単純で

 

シンプルだった落ち…

 

 

 

 

 

 

 

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