人の心が 優しさに溢れたならば
この地球上の全ての生き物は
その命を自分らしく全う出来るのではないだろうか…
そんな事をふと思った…
人間は それ程に 地球上の生命体を左右しているのではないのだろうか…
様々な沢山の命を頂いて 人間は命を長らえている
けれど 他の生命体への配慮も無く
際限なく奪いつくすばかりでは
他の命はどうやって生きろというのか…
TVのニュースで 今年も熊の出没が騒がれている…
川は堰き止められ 待ち焦がれた鮭も遡上せず
山は切り崩されて住宅地や田畑と化し
豊かな実りも 人によって取りつくされて…
厳しい冬を前にしながら やせ細った身体で
どんどん狭められるばかりの生きる場所を彷徨い歩き
食べるものを探し求める哀れな姿…
大きな身体で 一体何処で どうやって生きよというのか…
人間が自然界に立ち入り過ぎたばかりに
苦しみ滅びゆく命がある…
人の心が優しさに溢れたならば
全てを欲しいまま手に入れる事はせず
他の命も大切にできるのではないだろうか…
命は全て繋がって 互いに与えあい生かし合っている
地球は人間だけの星ではなく
無限な程 多種多様な生命の存在があり
それら命の巡りが 人の生命を生かしめている
同じ地球に生きる命なのに
山に生きるべき命の 瘦せ細って彷徨う様(さま)は
余りにも哀れで
…悲しい…
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