波風立たない川面のような
静謐(せいひつ)な時の流れの中に身を置いて
静かな安らぎに満たされた時
相反する望まぬ何かが目を覚まし
蠢(うごめ)きだす…
それは 人生をかき乱す私の中に潜む悪魔…
安息になどしておくものか
穏やかになどさせてなるものか…
安らかな川面のような時間は
突然吹いてきた風に乱されて
次々と波紋が広がっていく
私の人生は呪われてでもいるのだろうか…
水の中をかき回されて住処を失う魚のように
静かに暮らしたいと願っても
それは叶わぬ夢なのかも知れない…
そうはさせないと私の中の悪魔が 動き出すから…
鏡面のように美しい川面は風に吹かれ
安息の日々は乱されて
今日も私は 目覚めた悪魔に振り回されながら
負けるもんか…と生きている…
読んで下さって有難うございます。
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