心とは本当に厄介だ
我が心でありながら 思うようにならず
苦しかったり 悲しかったり…
怒りとか憎しみとか
そんな感情等 抱きたくはないのに
それらは執拗に心に付き纏い 時々姿を現す…
そんな自分は好きじゃないのに…
感情なんて無かったら どんなに楽だろう…なんて
ふと想ったりもする…
でも
それでは 愛しさや生きる喜びも知ることなく
淡々と只 動き続けるロボットと同じで
自分自身さえも失ってしまう事だろう…
心を持たない私は私とは言えず
抜け殻にすぎない…
心あってこその人生…
悲しみを知ってこその喜び…
苦しみを越えてこその幸せ…
全ては私が私であるが故に出会った 私故の苦しみ悲しみだったという事…
老いた今は そう感じるようになった…
その感情は 四季を経てやがて木の実が熟すように
私を私らしく成熟させてきたのだと…
全ては私故の心が呼び寄せた 私故の縁の中の出来事だった…
億千万の命の種のそれぞれに 唯一無二の心が宿り
それぞれの「生」を生きている
億千万の「生」が それぞれの縁(えにし)で展開されている…
誰もが 私故の心と共に
その命を生きている…
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