澄みきった冬の空を 切り裂くように
一機のジェット機が 一直線に 飛んでいった・・・
真っすぐな 一筋の飛行機雲を
美しい水縹(みはなだ)色の空に 白く残して・・・
ふと 貴女の事を 思い出す・・・
貴女は ジェット機のように 生き急ぎ
人生を 駆け抜けてしまったね・・・
私の心に 優しい笑顔と 恋しさを置き去りにして
まるで 空の彼方へ消え去る ジェット機のように
貴女は 若くして 逝ってしまった・・・
愛し子への 募る想いを抱えながら・・・
何処までも 消えずに続く 飛行機雲のような 貴女の痕跡が
あれから 幾十数年も過ぎたのに
今も消えずに 私の心に 残ってる・・・
それは 何処までも 優しく 暖かく 懐かしく
そして 何処までも 寂しくて 切なくて 果てしなく恋しくて ・・・
今でも私は 貴女の残した痕跡を辿り
その先に 貴女の姿を 探しています・・・
読んで下さって有難うございます。
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