「堆肥」

「堆肥」

親雀と雛

落ち葉・・・

 

 

刈った 雑草・・・

 

 

精米で出た  米糠・・・

 

 

台所で出た 野菜くず・・・

 

 

果物の 種や皮・・・

 

 

魚の アラ・・・

 

 

 

畑の一画に 次々 次々 積み重ね

 

 

長い月日が 経つうちに

 

 

それは 小高く 積もります・・・

 

 

 

 

3度の冬を 超えた頃

 

 

そろそろ 畑の土に 混ぜようと

 

 

掘り崩してみたのです・・・

 

 

 

 

そうしたら そこには 何の姿も ありません・・・

 

 

只の 黒い土が あるばかり・・・

 

 

 

 

落ち葉も

 

 

 

雑草も

 

 

 

米糠も

 

 

 

一緒に入れた 生ごみも・・・

 

 

 

影も 形も ありません・・・

 

 

 

 

そこには 黒い土が あるばかり・・・

 

 

 

 

み~んな 姿形が 跡形もなく 消えていた・・・

 

 

 

微生物が云々と ちゃんと理屈は あるけれど・・・

 

 

 

大地から 生まれたものは すべて皆

 

 

 

再び 大地へと 帰りゆく・・・

 

 

 

 

なんと 不可思議な 仕組みだろう・・・

 

 

 

 

 

 

 

読んで下さって有難うございます。

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