人生のスパイスや隠し味

 

料理をしながら ふと思った…

 

 

料理って 美味しくするために様々なスパイスや隠し味を使うけど

 

 

人生も同じだなって…

 

 

失敗の惨めさも 無駄に思える道草も

 

 

何もないより 知ってた方が心は豊か

 

 

苦しみを超えてこそ気づく幸せもある

 

 

悲しみを知ってこそ深い慈しみは生まれる

 

 

全ては 料理の途中経過のようなものだったのだと

 

 

老いた今は そう想う

 

 

過ぎ去った日々の 苦しみも 悲しみも

 

 

愛しさも 喜びも

 

 

決して無駄な経験ではなかったという事…

 

 

その全てが 人生のスパイスや隠し味

 

 

その全てで 今の私の心は形作られている

 

 

これからも生きている限り 人生という料理は続いてゆく

 

 

既に人生の仕上げに入った段階で

 

 

これから先 どんなスパイスを私は得る事が出来るだろう

 

 

どんな隠し味を使うのだろう

 

 

ありふれた人生ではあるけれど

 

 

やがていつの日か

 

 

手間暇かけた母親の手料理のように

 

 

年月が過ぎた頃ふと思い出し 無性に恋しくなるような

 

 

そういう懐かしい味わいのある存在になりたいと想う

 

 

 

 

 

 

 

 

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