人は 定まった星の元に
みんな生まれているそうな…
この世に産声を上げた その命の始まりの瞬間から
決められた星の性(さが)を宿命として
全ての命は生きるそうな…
出先の待合室で たまたま手に取った雑誌の
星占いのページを読み耽った…
星にはそれぞれの性がある
それは 逃げる事の出来ない生まれ持った境遇であったり
自分自身の個性であったり
更には 運命の癖だったりするのかも知れない…
親や兄弟
そして 伴侶 子供 友人…
それぞれの命も又 定められた宿命の星を持ち
縁(えにし)という関わりの中で 互いに影響しあいながら
絡み合って 様々な運命を紡ぎ合っている…
喜びも 悲しみも
相老(あいおい)も 相克も
全ては星同士の巡り合い…
でも その巡り合いさえも
天体での星の軌道が定まっているように
既に宿命として決められていたのだろうか…
今までの人生の何もかも全てが
何のことはない
星が定められた軌道を巡るように
私達も只 仕組まれたルートを
知らずに歩かされて来ただけなのだろうか…
たまたま見た雑誌の星占いに
まるで人生そのものが 見えない何者かに
ゲームみたいに操られているような気がしてしまった…
私は私という意志を持ち
私という心を持つ一人の人間なのに
人生は私自身のものの筈なのに
全ては定められた星の宿命のままに
只 操られてきただけというのだろうか…
いいえ!
私は 確かに自分の意思で 自分の人生を生きてきた…
もし 星の定めと歩んだ人生が一致するというのならば
きっと その星自体が私自身の魂なのかもしれないと思う…
星=魂ならば
唯(ただ)一つの命を授かって生きる私達は皆
輝く星そのものなのかも知れない…
読んで下さって有難うございます。
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