ウイスキーのグラスを揺らしながら
偶然 テレビから流れてきた 胡弓の音色に耳を傾け
ゆったりと 一人静かな時間に浸る・・・
ウイスキーの 透き通った琥珀色は
閉じ込められた 長い長い時の色・・・
口に含めば 過ぎ去った日々が解き放たれて
飲むほどに・・・
酔うほどに・・・
心を 琥珀色の世界へと誘(いざな)ってゆく・・・
その安穏で ゆったりと時間の流れる世界は
蘇る過去までも 優しく琥珀色へと染めてゆき
何もかもを 愛しきものへと変えてゆく・・・
喜びも・・・
悲しみも・・・
全ては 私の歩いた道・・・
慈しむべきは 我が人生
それは 遥かなる時を呼び戻す 胡弓の遠い調べにも似て・・・
読んで下さって有難うございます。
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