「恵」
巡る季節は 次々と
沢山の 豊かな 恵みを
生きる者達 すべてに 授けてくれる・・・
飽きる事の ないように
次々と 恵みは 季節と共に入れ替わり
生きる者達は それを喜びと共に 口にして
心までもが 豊かに満たされ 生きている・・・
この 地球という惑星の
自然という名の
大きな愛・・・
すべての 生きる者達は
その愛に 包まれて
生きている・・・
ふと湧き出る言葉を 自作の絵や写真と一緒に綴っています。
「恵」
巡る季節は 次々と
沢山の 豊かな 恵みを
生きる者達 すべてに 授けてくれる・・・
飽きる事の ないように
次々と 恵みは 季節と共に入れ替わり
生きる者達は それを喜びと共に 口にして
心までもが 豊かに満たされ 生きている・・・
この 地球という惑星の
自然という名の
大きな愛・・・
すべての 生きる者達は
その愛に 包まれて
生きている・・・
畑の隅っこで 隠れるように咲いている タンポポの大きな株が ありました
タンポポは いったい いつからここで根を張って 幾度の冬を超えたのか・・・
一つの冬を越すごとに その根は 深く深く 地中へと
突き刺さるように 伸びてゆく
そして 更に大きな株になる・・・
畑の隅っこで ひっそりと 花を咲かせる タンポポよ
フワフワ 綿毛が 風吹くままに 運ばれて・・・
ここで生きよと 降ろされた・・・
何かの意思で 降ろされた・・・
見知らぬ大地の一点が これから お前の生きる場所・・・
ここで根を張り 葉を生やせ・・・
そして 気高く咲き誇れ・・・
あの日から いく度の 冬を超えたろう
幾度 花を咲かせたろう・・・
風に運ばれ 降ろされた 見知らぬ大地の 一点は
今 お前の終(つい)の 場所となる・・・
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「そして もう一歩」
我が良心の
指し示す道が ある・・・
未知の世界へと 続く道を
歩く為に 必要なものは
勇気と 決断!
恐れることなく
逃げることなく
一歩 踏み出そう!
そして もう一歩・・・
そして もう一歩・・・
「まな板の上で」
まな板の上で
トントンと 野菜を 切って
家族の食事を 作りながら
ふと 遠い昔を 思い出す・・・
そして 気が付く!
あぁ・・・
私 今 幸せなんだな・・・って・・・
遠い 遠い 昔・・・
どれ程 こんな当たり前の生活を
望み続けた事だろう・・・
長い 長い トンネルの
暗闇の 遥か向こうに見える 光のように
それは 歩いても 歩いても
決して 手が届くことのない 別世界のものだった・・・
どれ程 泣いたろう・・・・
どれ程 苦しんだろう・・・
それでも 泣きながらも 歩いた・・・
歩くしかなかったから・・・
それでも 苦しみながらも 歩いた・・・・
歩く事しか出来なかったから・・・
暗闇の中 只只 歩いて 歩いて・・・
歩き続けて・・・
やがて ふと 気がつけば 長い長い夜は 過ぎ去っていた・・・
まな板の上で トントンと 野菜を切りながら
遠い昔を ふと 思ったとき・・・
私は いつの間にか
トンネルの暗闇から 抜け出ていたと 気が付いた・・・
昔 焦がれるように望んでいた 普通の暮らし・・・
今 その中に
私は 既に居る事に 気づかされる・・・
心 静かに・・・
心 穏やかに・・・
心 暖かく・・・
私は まな板の上で
トントンと 野菜を刻む・・・
「野生に生きる者の 目を見よ!」
雪 吹きすさぶ
嵐の日の 朝
リンゴの 木の枝に
残った果実を見つけた ヒヨドリが 数羽
凍った空気を切り裂く 鋭いナイフのような勢いで
飛んできた!
キーッ! キーッ!
狂ったように 口を大きく開き 鳴き叫ぶ!
「私の 生きる邪魔を するな!」
「私の傍に 近寄るな!」
ひとしきり鳴き叫んでは 勢いよく リンゴを突っつく!
生きるか!・・・
死ぬか!・・・
極寒の 冬の 嵐の中
やっと 見つけた食べ物に
全身 全霊を 込める!
只 生きようと 狂う・・・
只 生きなければと 狂う・・・
野生に生きる者の 目は
正に 狂人のようだった・・・
狂っても 生きる!
生きようと 狂う!・・・
狂うように生ききった そのあとに
やがて 春という天国が 来る事を
その魂は 知っているのか・・・