初夏の日差しにカンパニュラ…
俯(うつむ)いて咲いている…
涼やかな風に 細い茎が揺れている…
愛しき人との再会を 待ち焦がれる乙女のように…
今日咲く花は 明日には終わる…
けれど明日には又 新しい花を咲かせてる…
毎日… 毎日…
一つづつ 一つづつ
薄紫色の花は蘇る…
オーガンジーのドレス着て 美しく身なりを整えて
愛する人に会えた時の恥じらいに俯くように…
今日も花が一つ終わるね カンパニュラ…
今日の悲しみは今日に捨て
明日こそは… 明日こそはと
恋しい気持ちを力に変えて
愛する人の訪れを待ち続ける乙女のように
毎日 毎日 花は何度も蘇る…
一つの季節が終わるまで…
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