花ちゃんも、以前住んでた家で保護した子です。
牛猫の小柄な子で、名前の通り、女の子です。
花ちゃんは、冬も間近の頃現れました。
家のベランダの前を度々、ヨタヨタと歩く骨と皮だけみたいなガラガラに痩せた子猫・・・。
それが花ちゃんとの出会い・・・。
向かいのお宅で、猫にご飯をあげていたので、それを食べたくて来ていたようでした。
ヨタヨタと、ふらつきながらも一日に何度も行ったり来たり・・・。
ご飯も食べることが出来ているのかどうか・・・。
まだ手の平に乗るくらいの小さな子猫でした。
目も鼻もグシャグシャ、あばら骨が分かるほど痩せ細っていました・・・。
色々食べ物をあげようとしても、警戒心が異常に強い子で、死ぬほどお腹が空いてるだろうに、決して近寄ろうとはしませんでした。
小さい身で、どれ程の恐ろしい体験をしてきたんでしょうね・・・。
本当に気丈な子です。
それでも、通り道に好きそうな食べ物を置いておくと、咥えて持っていくようになりました。
骨と皮状態の小さな子猫が、ヨタヨタしながら口に食べ物を咥えて持っていく姿は、なんとも切ないものでした。
口に咥えた食べ物が、とても大きく見えました。
何日か過ぎて、どんどん寒くなって行き、さすがにこのままだと子猫は確実に死んでしまうと思いました。
もう、とても弱っているように見えました。
子供達と協力して、やっと何とか保護できました。
しかしその後の大変さは凄かったです!
花ちゃんの気の強さは半端じゃありませんでした!
さすが、気丈に生き延びた子だけあります!
ご飯を食べてくれるまで暫くかかりました!
私たちに気を許してくれるまで、2年以上かかりました!
その2年間というもの、引っ掻く、噛みつくで、撫でるどころか触れることも許しませんでした!
特に夫の被害は半端じゃなかったです。
毎日傷だらけです・・・。(笑)
2年過ぎたころから少しづつ慣れてきて、12歳になった今じゃ、こんな可愛い婆ちゃん猫です。
保護した時から、目も鼻もグシャグシャで酷いものでしたが、未だに目やにと鼻汁?が酷いです。
ヘルペスとのことで、時々、抗生物質のお世話になってます。
可愛いお花の花ちゃんの筈が、今じゃ鼻たれの鼻ちゃんと呼ばれてます。
残念!・・・(笑)