「不満の 言霊」

「不満の 言霊」

風に吹かれて

 

お金が ないから

 

 

 

私は 不幸・・・

 

 

 

あちこち 身体が 痛くて

 

 

 

私は とっても 可哀そう・・・

 

 

 

あれが 無い・・・

 

 

 

これが 無い・・・

 

 

 

 

あれが 欲しい・・・

 

 

 

これが 欲しい・・・

 

 

 

私を 誰も かまってくれない・・・

 

 

 

私を 誰も 労(いた)わらない・・・

 

 

 

 

そんなに 不満ばかりを連ねるのは もう やめようよ・・・

 

 

 

 

不満の言霊ばかりを 連ねれば

 

 

 

不満ばかりが 膨らんで

 

 

 

人生 全てが 不満で満ちる・・・

 

 

 

 

人から受けた 思いやりの優しさも

 

 

 

心遣いの暖かさにも 気づけずに

 

 

 

不満の言霊は そこから生まれてくる筈の

 

 

 

笑顔も 絆も 消し去ってしまうだろう・・・

 

 

 

 

 

際限のない 不満の心に操られ・・・

 

 

 

求めるばかりの 不満の言葉を連ねれば・・・

 

 

 

不満に 魂 奪われて

 

 

 

やがては その表情までも 孤独で 不満だらけの悪魔のように

 

 

 

変わり果ててゆく事だろう・・・

 

 

 

 

だから・・・

 

 

 

 

たった一言 「ありがとう・・・」と 呟こう・・・

 

 

 

 

ありがとうの言霊を

 

 

 

 

不満な想いに 上書きしよう

 

 

 

 

 

そうすれば きっと

 

 

 

 

やがて心も 「ありがとう」の豊かな想いで 満たされてゆくよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「恵」

「恵」

自然の恵み

 

巡る季節は 次々と

 

 

 

沢山の 豊かな 恵みを

 

 

 

生きる者達 すべてに 授けてくれる・・・

 

 

 

 

飽きる事の ないように

 

 

 

 

次々と 恵みは 季節と共に入れ替わり

 

 

 

 

生きる者達は それを喜びと共に 口にして

 

 

 

 

心までもが 豊かに満たされ 生きている・・・

 

 

 

 

 

この 地球という惑星の

 

 

 

 

自然という名の

 

 

 

 

大きな愛・・・

 

 

 

 

 

すべての 生きる者達は

 

 

 

 

 

その愛に 包まれて

 

 

 

 

 

生きている・・・

 

 

 

 

 

 

タンポポ 2

 

畑の隅っこで 隠れるように咲いている タンポポの大きな株が ありました









タンポポは いったい いつからここで根を張って  幾度の冬を超えたのか・・・









一つの冬を越すごとに その根は 深く深く 地中へと









突き刺さるように 伸びてゆく








そして 更に大きな株になる・・・












畑の隅っこで ひっそりと 花を咲かせる タンポポよ






フワフワ 綿毛が 風吹くままに 運ばれて・・・







ここで生きよと 降ろされた・・・







何かの意思で 降ろされた・・・













見知らぬ大地の一点が これから お前の生きる場所・・・







ここで根を張り 葉を生やせ・・・







そして 気高く咲き誇れ・・・














あの日から いく度の 冬を超えたろう







幾度 花を咲かせたろう・・・


















風に運ばれ 降ろされた 見知らぬ大地の 一点は







今 お前の終(つい)の 場所となる・・・

 

 

 

 

 

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